「新教育時代」を拓く
■やりたいことを応援する社会を実現させるために
これまでの安定した社会とは違い、世界規模で新型コロナウィルスの影響も受けるのが確実な中、文字通り社会構造が土台から大きく変わります。そして、子どもたちの教育を取り巻く環境も、これまでの予測以上に、大きく変わらざるを得ないことを意味しますし、本当の意味での21世紀の公教育のあり方が問われることになります。
近年、詰め込み型の教育の限界が長く叫ばれ、しかし、具体的な課題を先送りにし続けた結果、不登校の問題や、家庭内DVなどの問題も複雑に絡み合い、解決への道も一筋縄ではいきません。
それでも、子どもたちの「学ぶ機会」の確保は、一人ひとりの可能性を大切にすることであり、全ての大人が諦めてはいけないことだと考えています。
■子どもたちの可能性を大切にしたい
勉強が好きな子、勉強が苦手な子。
学力差がクラス内であった場合、どうしても学力が劣る子どもへのフォローが疎かになってしまいます。それは現行の学校制度の限界でもあり、既に教師の長時間労働が問題になっているように、民間の塾なども利用しながら、各家庭で何とかしてもらうことをお願いするしかありませんでした。
そこで私は課題解決の一つの施策として、ICTを積極的に活用した授業システムの構築を行い、オンライン授業を行える環境を整える取り組みを最優先に行っていきます。オンライン授業を行うことができるようになると、学力に合わせた授業やクラス編成も可能になり、先生方の負担が減るメリットも生まれます。
また、子どもたちの個性や可能性を十分に発揮できるような講座を開くことができるようになりますので、興味を持った瞬間を大事することができ、やりたい事がある子どもを後押し、やりたい事が見つかるまで待てるようになります。
無理に学ばせるのではなく、学びたくなった時に、いつでも誰でも際限なく学べる。子どもたちの学ぶ環境づくりは、町づくりという観点から見た場合でも、最も大切な課題とも言えます。